TOKYO KNIT

WASHI-TECH

株式会社和興

「メイド・イン・ジャパン」による高品質なカットソーウェアのOEMをメインに、企画から製造までを一貫して行うODMも手がけるメーカー。また、独自の素材開発にも挑戦し、和紙100%の生地を使った服や雑貨を開発しているオリジナルブランドを展開。

古くて、新しい。「WASHI-TECH」は和紙100%でできています

「WASHI-TECH」は、和紙100%のオリジナルファブリックで作られたファッションアイテムを扱うブランドです。半袖・長袖のTシャツをはじめ、今や日常となったマスクやその関連商品など、和紙のよさを最大限に生かしたラインアップとなっています。以前より環境負荷が少なくサステナブルで、機能的で人の体にも優しい和紙の可能性に着目。「メイド・イン・ジャパン」を担う職人たちの高い技術力を結集し、長きにわたる試行錯誤の末、和紙を原料とした独自素材の開発とブランドの立ち上げを実現させました。古くから私たちの生活を支え続けてきた和紙という素材。今度はファッションアイテムとしてその姿を新たにし、人と地球に優しい未来を提案していきます。

環境への負荷が少なく、高機能なのが「WASHI-TECH」です

和紙の原料となるマニラ麻は環境への負荷が少ない天然素材です。「WASHI-TECH」のアイテムを土に埋めると、3カ月程度で微生物による分解が始まり、約半年後には完全に土に還ることが確認されています。また、素材自体が高機能であることもポイント。吸湿性と保湿性を兼ね備えた多孔質な和紙の繊維は、サラッとした快適な肌触りを保ち、雑菌の繁殖を抑制するため抗菌性・消臭性に優れています。さらに、マニラ麻は紫外線をブロックする力があるため、UVカットにも効果的。使う人の肌を優しく守ります。

培われてきた技術やものづくりの姿勢を、積極的に発信しています

和紙は高い機能性を持ちますが、その力を最大限に発揮するためには高い技術を要します。取り扱いの難しい和紙の糸を編むには、一般的な綿や化学繊維と比べると5倍近くの時間と手間がかかるのです。すべての工程において繊細さが求められる和紙の服づくりには、創業以来受け継がれてきた技術やノウハウが必須。その確かな技術力を持って、これまで数多くの有名ブランドのアイテムを手がけてきた「株式会社和興」。しかし、年々衰退する国内繊維産業の現実に直面し、商品の魅力やこだわり、商品を形にする技術を作り手自らの言葉で伝える必要があると考えました。現在では地元のマーケットイベントなどへ積極的に参加して和紙のよさや服づくりについて発信するなどして、着る人の顔が見えるものづくりを心がけています。
主なブランド・商品
  • WASHI-TECH T-shirts
  • WASHI-TECH Long sleeve-shirts
  • WASHI-TECH Boat neck T-shirts
  • WASHI-TECH 洗えるマスク/マスクフィルター
会社概要
1929(昭和4)年、東京の下町で、ミシン1台による縫製業から始まった縫製メーカーです。岩手県一関市に構えた自社工場を中心に、100%国内生産という強みを生かした高品質なカットソーウェアの製造に取り組んでいます。現在はアパレルのOEM事業を主軸として、企画・デザイン・製造までを手がけるODM事業や独自の素材開発など、新たな業態にも積極的に挑戦。「メイド・イン・ジャパン」を継承したものづくりにこだわっています。
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