TOKYO KNIT

飾り
お知らせ

NEW 2024.12.27

若きクリエイターの才能が集結。『障がいのあるアーティスト × 学生デザイナー × TOKYO KNIT』コラボのワークショップを開催。

TOKYO KNITは、2024年11月30日(土)に東急プラザ ハラカド7階「シブヤフォントラボ」(原宿)にて、2024年度の『障がいのあるアーティスト × 学生デザイナー × TOKYO KNIT』のワークショップを開催しました。ワークショップには、同若きアーティスト、文化服装学院の学生ファッションデザイナー、TOKYO KNITの認証企業が参加。2025年2月の作品発表に向けて、ブレインストリーミングやスケッチデッサンなどを行いました。

 

2023年度にスタートした「障がいのあるアーティスト × TOKYO KNIT」のコラボレーション企画は、ファッション産業と多様性豊かな子どもたちの未来を創ることを目的としています。2023年度には実績のある同アーティストと「超十代」がタッグを組み、ファッションショーを開催しました。

2024年度は、同若きアーティストの作品をファッション業界の未来を担う若手デザイナーが洋服のデザインとして落とし込み、国内のトップファクトリーが匠の技を駆使した「次世代クリエイター育成プロジェクト」を始動。さらにはこれらを商品化し、世の中へ届けていくことを計画しています。

 

本プロジェクトに参加するのは、一般社団法人AOAartが支援する自閉症の青少年アーティスト、学校法人 文化服装学院のニットデザイン科の生徒、TKFの認証企業です。若き才能とニットのプロたちの叡智が集結することで、より魅力的で多様性溢れる作品づくりを目指します。

 

参加する青少年クリエイターは、一般社団法人AOAartが支援する自閉症の6歳から16歳までの7名です。彼らの作品は、いずれもエネルギーに溢れ、カラフルで天真爛漫でありながらも繊細さを持ち合わせています。これらのアート作品をニットのプロダクトへ落とし込んでいきます。

 

参加する若手デザイナーは、文化服装学院のニットデザイン科の生徒の5名。参加の理由は「ニットは伸縮性があり、体型や個性に柔軟に対応でき、編み地によって様々な表情を見せることができる。アーティストの方と共に、今までにない新たな視点でのデザインを考えていきたい。」「個性豊かなアーティストの方達が描いたアートを元にデザインを考えるという発想が面白そう。」など、相互の化学反応にワクワクと期待を寄せるものばかりでした。未来のファッション業界を担っていく彼らは、学生でありながら日々ニットについて学んでおり、とても頼もしいタッグとなっています。

 

当日のワークショップにはTKFの認証企業から「株式会社川島メリヤス」、「百瀬繊維株式会社」、「伊東メリヤス工業株式会社」、「株式会社ニードル」が参加。日本のトップニットファクトリーとして、モノづくりの匠の観点から、惜しみないアドバイスやコミュニケーションをかわしていました。

 

ワークショップはアーティストの作品や、デザイナーの事前課題の共有からスタートしデザインに関する質問や商品化をするにあたっての課題の洗い出しなどをブレインストリーミング方式で参加者全員で会話しながら進行。最初はみなさん緊張した面持ちでしたが、段々と会話を重ねるうちに気兼ねなく質問や談笑をする雰囲気に。実際にその場でアートやデッサンを起こすなど、アイディアやインスピレーションを可視化するステップの早さ驚かされました。

今回のワークショップで、参画者のアイディアでブラッシュアップを遂げた作品は2025年2月に発表を予定しています。また、作品を商品化し一般消費者へ届けるためのアクションも準備中です。引き続き、買える!着れる!『障がいのあるアーティスト × 学生デザイナー × TOKYO KNIT』の商品にご期待ください。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

TOKYO KNIT(@tokyoknit)がシェアした投稿

【参加者一覧】
◆AOAartクリエイター
・村田大和 YAMATO(12歳)
・粕谷向日葵 HIMAWARI(16歳)
・KAN(11歳)
・SENTO(12歳)
◆学生デザイナー
・学校法人 文化服装学院 ニットデザイン科 笹目歩美(23歳)
・学校法人 文化服装学院 ニットデザイン科 佐藤望乃(20歳)
・学校法人 文化服装学院 ニットデザイン科 ハンショクセイ(25歳)
・学校法人 文化服装学院 ニットデザイン科 竹内奈々(19歳)
・学校法人 文化服装学院 ニットデザイン科 宮本康平(22歳)
◆TKF認証企業
・株式会社川島メリヤス 代表 川嶋和良(横編み)
・百瀬繊維株式会社 代表 百瀬勇一(カットソー)
・伊東メリヤス工業株式会社 代表 伊東敏明(カットソー)
・株式会社ニードル 代表 岸仁美(横編み)

■「障がい者アートコラボプロジェクト」概要

2023年度に開始した「障がいのあるアーティスト × TOKYO KNIT」のコラボレーション企画をさらに本格化していきます。近年、障がいのあるアーティストたちの活動に注目が集まり、芸術のジャンルのひとつとしても認知されるようになってきました。

豊かで純粋な才能に出逢い、感動し、アーティストをもっと知りたくなる。そして彼らとの対話を通じて障がいを知り、彼らの人間性を知り、そして更に彼らのファンになっていく。障がいは特別なものではなく、日常にあり、それは社会全体で享受・配慮し、誰もが自分らしくいられる「共生社会」を目指したい。そんな想いで、本コラボレーションはスタートしました。

高い技術力を持った認証企業と、イマジネーションに溢れるアーティストのタッグから生み出される素材や品質にこだわった商品は、唯一無二の魅力を放ちます。今年度は、ファッションを学ぶ若いデザイナーと障がいのある子どもたちが、ワークショップを通じて一緒に作品を作り上げる「次世代クリエイター育成プロジェクト」をスタートします。

■一般社団法人AOAartについて
日本画家の藤島大千氏が代表理事を務め、ワークショップなどで自閉症児のアート活動を支援する団体。丸紅基金、木下財団、日本財団などの支援を受けると同時に、作品の販売、 商品パッケージ利用などを推進。自閉症の人達が、アートを通して本来あるべき人格、尊厳、健全な生活を得、社会へ参画することを促すとともに、広く社会に対し自閉症の人達の尊厳と創造性を伝えるための活動を行い、自閉症の人達と共に生きる社会の構築に寄与することを目的とする。
公式HP:https://aoaart.or.jp/

■株式会社フクフクプラスについて
障がいのある人のアートのチカラを、デザインのチカラで、みんなのチカラにかえるCSV型カンパニーです。障がいのあるなしに関わらず、お互いの違いを認め合い、誰もが自分の可能性を発揮できる社会を目指しています。障がいのある人のアートを社会に届けるため、企業向けアートレンタル、アート鑑賞研修、アートイベントなどを数多く手掛けています。本会場は、同社共同代表 磯村歩が経営する「一般社団法人シブヤフォント」のイベントスペースで実施いたしました。
公式HP:https://fukufukuplus.jp/

TOP